
家計を見直したいけれど、どこから手をつけていいのかさっぱりわからない…
将来への備えや子どもの進学費用を考えると節約の重要性は理解できるものの、面倒に感じたり、具体的な方法がわからなかったりしますよね。
現状のまま支出を放置していると、将来的に経済的な困難に直面する可能性があります。
そこで本記事では、手軽に始められて確実に効果が現れる日常の節約方法を10項目ご紹介いたします。
- 節約が求められる理由
- 日常で実践できる節約テクニック10選
- 節約習慣を継続するためのポイント
この記事を読めばいつもは3日坊主で終わってしまう節約も、コツを掴んで無理なく続けられます。

編集部
効率的な節約で、将来のお金の不安を減らしましょう。
目次
節約が求められる理由

まず初めに、なぜ現代において節約が重要視されるのかを説明します。
- 経済的な将来不安の解消
- 継続する生活費上昇への対応
漠然とした気持ちで取り組んでも持続しません。
自身にとって節約が必要な明確な理由を理解してから実践に移りましょう。
将来の経済的な不安の解消
節約に取り組む主要な動機の一つが経済的な将来不安の解消です。
将来への不安は個人によって異なりますが、代表的な例をいくつかご紹介します。
- 子どもの教育資金
- 老後の生活費
- マイホーム取得費用
- 生活費上昇への備え
子どもの教育資金
子どもの教育にかかる費用の準備は、重要な経済課題の一つです。
幼稚園から大学卒業まで(生活費は除く)にかかる教育費の平均は、すべて国公立の場合で約850万円、すべて私立の場合は約2,400万円に達します。
(出典:文部科学省「教育投資参考資料集」)
この金額を確保するには、支出の見直しによる計画的な節約・貯蓄が欠かせません。
老後の生活費
「老後2,000万円問題」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
金融庁の「市場ワーキング・グループ」が2019年6月に発表した「高齢社会における資産形成・管理」において老後生活には約2,000万円が必要という試算が示されたのが発端です。
金融庁の試算では、夫65歳以上・妻60歳以上の無職世帯において毎月約5.5万円の収支不足が生じると予測されています。
90歳程度まで生きることを想定すると約2,000万円の不足が予想されるため、若い時期からの計画的な節約・貯蓄が求められます。
マイホーム取得費用
住宅購入は人生における最大級の支出の一つです。
それでは、マイホームを購入する際にはどの程度の費用が必要なのでしょうか。
住宅ローンの年間返済額平均は、物件タイプにより以下のような状況です。
年間返済額 | 月間返済額 | |
---|---|---|
注文住宅 | 155.2万円 | 12.9万円 |
分譲住宅 | 125.0万円 | 10.4万円 |
分譲集合住宅 | 123.6万円 | 10.3万円 |
中古戸建住宅 | 100.8万円 | 8.4万円 |
中古集合住宅 | 95.4万円 | 8.0万円 |
リフォーム住宅 | 68.7万円 | 5.7万円 |
(出典:国土交通省「令和4年度住宅市場動向調査報告書」)
注文住宅では特に高額な支出となりますが、多くの人にとってマイホームは憧れの対象です。
マイホームを現実的に購入するためには、堅実な家計運営と節約による資金準備が必要です。
継続する生活費上昇への対応
日本では現在進行形で物価が上昇しており、生活費が継続的に増加しています。
日本の物価上昇率は2025年6月時点で前年同月比+3.3%(出典:総務省統計局)を記録しており、何も対策を講じなければ貯蓄が毎年3.3%減少するのと同等の状況です。
この状態が続くと、従来通りの生活を維持していても、いつまで経っても資産形成が進みません。
日々の積み重ねによる節約で、生活費上昇に対抗する準備が必要です。
毎日できる節約術10選

節約の必要性が理解できたところで、実際に日常生活で取り組める節約テクニックを10項目ご紹介します。
- コンビニエンスストアの利用を控える
- 自動販売機での購入を避ける
- 長期着用可能な服装を選択する
- 自宅での調理を増やす
- まとめ買いをする
- 照明をLED仕様に変更する
- 節水タイプのシャワーヘッドを導入する
- 冷蔵庫内を整理整頓する
- 携帯電話のプランを見直す
- キャッシュレス決済の活用
いずれも今日から開始できる手軽で効果的な節約方法ですので、順にご説明いたします。
コンビニエンスストアの利用を控える
コンビニエンスストアの商品価格は、スーパーマーケットと比較して高額に設定されています。
例として、ペットボトル飲料はスーパーで100円未満で購入できるものが、コンビニでは約150円で販売されており、価格差は明らかです。
一回あたり50円の差額でも、週5回利用すれば250円、年間では約15,000円の差額となります。
さらに、コンビニには新商品や話題の商品が多数陳列されており、購買意欲を刺激する要素が豊富です。

編集部
効率的な節約とコンビニ利用は両立が困難なため、できる限り立ち寄りを控えることをお勧めします。
自動販売機での購入を避ける
コンビニと同様の理由で、自動販売機の使用頻度も減らすことを推奨します。
自動販売機では缶コーヒー1本が130円程度ですが、スーパーでのまとめ買いなら1本60円程度で購入可能で、1回の購入で2倍近い価格差が生じます。
自動販売機利用の削減だけで、無駄な出費を大幅に抑制できます。

編集部
少額の支出でも、毎日の積み重ねで資産形成に大きな影響を与えます。
長期着用可能な服装を選択する
派手な色彩や流行に左右されるデザインの衣類を購入しても、翌年には着用しなくなった経験はありませんか?
投資するなら、シンプルで長期間着用できるアイテムを選択しましょう。
シンプルな定番デザインのブランド衣類を数着所有していれば、毎シーズン追加購入の必要がありません。

編集部
低価格で短期間しか着用できない衣類より、シンプルで品質の良いものを選択すると長期的には節約効果が高まります。
自宅での調理を増やす
仕事の忙しさを理由に外食や宅配サービスの利用が増加していませんか?
外食や宅配は便利ですが、支出が増加してしまいます。
時々利用する分には問題ありませんが、できる限り自炊へシフトしてみましょう。
とはいえ、毎日の自炊は負担が大きいため、休日に作り置きして冷凍保存するのが効果的です。
それも面倒な場合は、宅食サービスの検討をお勧めします。
宅食サービスは自炊より費用は高くなりますが、外食や宅配より安価なため、頻繁に利用する人には節約効果があります。
宅食なら栄養バランスの取れた食事が提供されるため、健康面でもメリットがあります。

編集部
お弁当を作って昼食にするのも効果的な節約方法ですね。
まとめ買いをする
食材がなくなるたびに買い物に出掛けていませんか?
店舗への訪問回数が増えると、不要なものを衝動的に購入してしまう機会も増加します。
自動車で買い物をしている場合はガソリン代も節約できるため、買い物は一度にまとめましょう。

編集部
スーパーもコンビニと同様に、購買意欲を刺激する商品が多数陳列されています。
照明をLED仕様に変更する
照明をLED仕様に変更することも、推奨できる節約方法の一つです。
蛍光灯をLEDに変更するだけで電気代は約3分の1となり、年間で約13,140円の節約が可能です。
(出典:LOOPでんき公式HP)

編集部
LEDは耐久性も高いため、交換の手間も軽減されます。
節水タイプのシャワーヘッドを導入する
現在使用しているシャワーヘッドは、備え付けのものをそのまま使用していますか?
シャワーヘッドを節水タイプに変更すると水の使用量が減少し、水道代を節約できます。
穴の数や大きさが調整されたシャワーヘッドを使用すると、2〜5割の水道・ガス代節約が実現できます。
例えば毎分2Lの節水ができれば、5分の使用で約7円のガス・水道代の節約となり、毎日シャワーを使用すれば年間で約2,555円の節約になります。

編集部
入浴は日常的な行為なので、日々の積み重ねで水道・ガス代に大きな変化をもたらします。
冷蔵庫内を整理整頓する
冷蔵庫内が整理されておらず、雑然としていると同じ食材を重複購入したり、消費期限切れを起こしたりと無駄な支出が発生します。
整理整頓された冷蔵庫だと扉を開ける時間も短縮され、電気代の節約にも効果があります。

編集部
アイテムの配置場所を決定し、定位置での管理がお勧めです。
携帯電話のプランを見直す
現代生活に欠かせないスマートフォン。
まだ大手キャリアの高額なプランを契約していませんか?
現在はahamoやpovoなどの大手キャリアと通信速度がほぼ同等の格安SIMが提供されています。

編集部
格安SIMとは、大手キャリアのプランと比較して低価格で利用できるSIMカードのことです。
docomoからahamoへの変更の場合、7,315円から2,970円に下がり4,345円もお得になる可能性があります。(出典:docomo公式HP)
一度の手続きで継続的に節約できるため、コストパフォーマンスが非常に高い方法です。

編集部
さらに安価な格安SIMに変更すると月5,000円以上の節約が可能です。
キャッシュレス決済の活用
日常の支払いを現金で行っていませんか?
現金決済よりもクレジットカードやバーコード決済で支払うとポイントが蓄積されます。
高還元率のクレジットカードなら1%以上の還元も一般的です。
また、使用履歴が記録として残るため、家計簿での管理も簡単になります。

編集部
お財布もすっきりするため、現金決済は控えることをお勧めします。
毎日の節約を継続するためのポイント

日常で実践できる節約テクニックをご紹介しましたが、継続する自信がない、これまで節約に挑戦したが挫折してしまった方も多いでしょう。
そこで継続のためのポイントを3つご紹介します。
- 現実的な目標設定
- 家計簿アプリの活用
- 楽しみながら実践する姿勢
どれも節約の継続に必要不可欠な要素です。
現実的な目標設定
現実的な目標を設定することが節約継続の基本です。
コンビニ・外食を完全に禁止するなど、ストレスが蓄積される無理な節約は持続しません。
実現困難な節約方法を継続しようとするのは控えましょう。
また、過度に高い貯蓄目標もモチベーション維持が困難です。
まずは月5,000円程度の節約を目標として、達成感を味わいましょう。

編集部
継続可能な範囲で目標を設定し、中断しないことが重要です。
家計簿アプリの活用
節約に取り組むなら家計簿の記録は必須です。
- お金の流れを把握し、無駄な支出を削減
- 具体的な節約目標金額の設定が可能
家計簿を記録することで資金の流れが明確になり、無駄な支出が特定できます。
そして、無駄な支出が特定されることで削減可能な金額も具体的に判明し、現実的な目標設定が実現します。
毎月の節約額が具体的な数値でわかるため、モチベーション向上にも効果的です。
でも、家計簿を毎日つけるのは大変だな…


編集部
それなら家計簿アプリのマネーフォワードMEがおすすめです。
マネーフォワードMEなら銀行口座やクレジットカードと連携すると、自動で収支が記録されます。
現金決済の場合もレシート読み取り機能があるため、入力作業が非常に簡単です。

編集部
ストレスなく家計簿を記録することが、三日坊主を防ぐ秘訣です。
楽しみながら実践する姿勢
継続のためのポイントを2つご紹介しましたが、最も重要なコツは楽しみながら日常の節約を実践することです。
楽しくない節約を無理に継続しても長続きすることはありません。
毎日小さな目標(自動販売機を使わないなど)を設定し、日々クリアしていきましょう。
毎日の達成感を積み重ねることで、楽しく節約を継続できます。

編集部
クリアできたらカレンダーに◯印をつけるなど、達成感を視覚化するのも効果的です。
まとめ|ストレスフリーで毎日コツコツ節約!

本記事では日常で実践できる節約テクニックについて解説いたしました。
- コンビニエンスストアの利用を控える
- 自動販売機での購入を避ける
- 長期着用可能な服装を選択する
- 自宅での調理を増やす
- まとめ買いをする
- 照明をLED仕様に変更する
- 節水タイプのシャワーヘッドを導入する
- 冷蔵庫内を整理整頓する
- 携帯電話のプランを見直す
- キャッシュレス決済の活用
個々の節約額は小さく感じられるかもしれませんが、ご紹介したテクニックを日々継続することで、年間数万円の大幅な節約を実現できます。
また、節約継続のためのポイントもご紹介いたしました。
- 現実的な目標設定
- 家計簿アプリの活用
- 楽しみながら実践する姿勢
特に家計簿アプリは節約に不可欠です。
具体的な数値でどの程度節約できたかが把握できなければ、モチベーションは維持できません。
家計簿を記録すると無駄な支出も一目で確認できます。

編集部
まずは家計簿アプリで家計状況の把握から始めて、日々継続的に節約に取り組みましょう。
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