住宅購入を検討している方の中で、PayPay銀行の住宅ローンに注目している人は多いのではないでしょうか。
しかし、「PayPay銀行の住宅ローンって審査が厳しいの?」「どんな人が審査に落ちやすいの?」といった疑問を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、PayPay銀行の住宅ローン審査の実態について詳しく解説し、審査に落ちる人の特徴や対策方法まで幅広くご紹介します。

編集部
住宅ローン選びで失敗しないためにも、ぜひ最後までお読みください。
目次
PayPay銀行の住宅ローンの審査は厳しい?甘い?

PayPay銀行の住宅ローン審査について「厳しい」「甘い」どちらの声も聞こえてきますが、実際のところはどうなのでしょうか。

編集部
結論から言うと、PayPay銀行の住宅ローン審査は、他のネット銀行と比較して「標準的な厳しさ」といえます。
特別に甘いわけでも、極端に厳しいわけでもありません。
PayPay銀行が公表している申込条件を見てみると、以下のような基準があります。
- 年齢:20歳以上65歳未満(完済時80歳未満)
- 年収:前年度年収200万円以上
- 国籍:日本国籍または日本の永住許可を受けている方
- その他:PayPay銀行の普通預金口座を保有していること
これらの条件は、他の金融機関と比較してもそれほど厳しくありません。
むしろ、年収200万円以上という基準は、一般的な銀行よりも低めに設定されているといえるでしょう。
ただし、公表されていない審査基準については、やはり返済能力や信用情報を厳格にチェックしています。
低金利で提供している分、貸し倒れリスクを抑えるために、内部の審査基準はしっかりと設けられているのが実情です。
PayPay銀行の住宅ローン審査に落ちる人の特徴

それでは、具体的にどのような人がPayPay銀行の住宅ローン審査に落ちやすいのでしょうか。
審査段階別に詳しく見ていきましょう。
仮審査で落ちる人の特徴
仮審査は書類審査が中心となるため、基本的な属性や返済能力に問題がある場合に落ちることが多くなります。
- 年収に対する借入希望額が高すぎる人
- 勤続年数が短い人
- 信用情報に問題がある人
- 他の借入が多い人
年収に対する借入希望額が高すぎる人は、まず仮審査で落ちる可能性が高いです。
一般的に、年収に対する返済比率(返済負担率)は25%〜35%程度が目安とされています。
例えば、年収400万円の人が年間返済額140万円を超えるような借入を希望すると、返済比率が35%を超えてしまい、審査通過は困難になります。
勤続年数が短い人も仮審査で不利になりがちです。
転職したばかりで勤続年数が1年未満の場合、収入の安定性に疑問を持たれることがあります。
特に、転職を繰り返している履歴がある場合は、より慎重に審査される傾向があります。
信用情報に問題がある人は、仮審査の段階で落とされることが多いです。
過去にクレジットカードの延滞や、カードローンの滞納履歴がある場合、信用情報機関に事故情報として記録されています。
これらの情報は5年間保存されるため、心当たりがある方は事前に信用情報を確認しておくことをおすすめします。
他の借入が多い人も注意が必要です。
自動車ローンやカードローン、クレジットカードのリボ払いなど、既存の借入が多い場合、返済比率の計算に含まれるため審査に悪影響を与えます。
本審査で落ちる人の特徴
本審査では、より詳細な書類審査と物件審査が行われます。

編集部
仮審査を通過したからといって安心はできません。
- 申告内容と提出書類に相違がある人
- 物件の担保価値が低い人
- 健康状態に問題がある人
- 個人事業主や自営業者
申告内容と提出書類に相違がある人は、本審査で落ちる典型的なパターンです。
仮審査で申告した年収と、実際の源泉徴収票や確定申告書の内容が大きく異なる場合、虚偽申告とみなされて審査に落ちてしまいます。
物件の担保価値が低い人も本審査で問題となることがあります。
特に、PayPay銀行では、借入対象物件に抵当権を設定するため、物件の価値が借入額に見合わない場合は審査に通りません。
築年数が古い中古物件や、立地条件の悪い物件は担保価値が低く評価される可能性があります。
健康状態に問題がある人は、団体信用生命保険の加入審査で引っかかることがあります。
PayPay銀行の住宅ローンでは団信への加入が必須となっているため、健康上の理由で団信に加入できない場合は、住宅ローンの利用も不可能になります。
個人事業主や自営業者の場合、収入の安定性や継続性について厳しく審査されます。
確定申告書の内容を3年分程度チェックされ、収入の推移や事業の安定性を詳細に評価されるため、会社員と比較すると審査が厳しくなる傾向があります。
PayPay銀行の住宅ローンのメリットとデメリット

審査の厳しさを理解した上で、PayPay銀行の住宅ローンにはどのようなメリット・デメリットがあるのか整理してみましょう。
- 金利が低い
- 手続きが簡単
- 保証料が無料
主なメリットとしては、まず何といっても金利の低さが挙げられます。
変動金利は業界最低水準で提供されており、金利面でのメリットは非常に大きいといえるでしょう。
手続きの簡単さも大きな魅力です。
申込から契約まで全てオンラインで完結するため、店舗に足を運ぶ必要がありません。
平日忙しい会社員の方にとっては、時間を有効活用できる大きなメリットです。
保証料が無料という点も見逃せません。
一般的な銀行では数十万円かかることもある保証料が不要なため、初期費用を抑えることができます。
- 対面相談ができない
- がん保障団信で充実した保障を希望する際は金利上乗せが必要
一方で、デメリットも存在します。
最も大きなデメリットは対面相談ができないことです。
住宅ローンは人生で最も大きな借り入れになることが多いため、直接担当者と相談しながら進めたい方には不向きかもしれません。
また、がん50%保障団信は無料で付帯されますが、より充実した疾病保障を希望する場合は金利上乗せが必要になります。
他の銀行では無料で充実した疾病保障を提供しているところもあるため、保障内容を重視する方は比較検討が必要です。
PayPay銀行の住宅ローンを利用する注意点

PayPay銀行の住宅ローンを検討する際は、以下の注意点を必ず確認しておきましょう。
5年ルールと125%ルールが適用されない
多くの銀行の変動金利住宅ローンには「5年ルール」と「125%ルール」という借り手保護の仕組みがありますが、PayPay銀行の住宅ローンにはこれらのルールが適用されません。
金利が変動しても5年間は毎月の返済額を据え置くルールのこと。
返済額の見直し時でも新しい返済額が従来の125%を超えないようにするルールのこと。
PayPay銀行では、金利が上昇した場合、その上昇幅に応じて返済額がすぐに見直されるため、金利上昇局面では返済額が急激に増加するリスクがあります。
長期固定金利が高め
PayPay銀行の住宅ローンは変動金利の低さが魅力ですが、長期の固定金利については他の銀行と比較してやや高めに設定されています。
特に20年、30年、35年といった長期固定金利を希望する場合は、他の選択肢も含めて検討することをおすすめします。
個人事業主・法人経営者は金利が高い
個人事業主や法人経営者の場合、一般的な会社員向けの金利よりも高い金利が適用されます。
収入の安定性が会社員より劣ると判断されるためですが、この点は申込前に必ず確認しておきましょう。
つなぎ融資が利用できない
注文住宅を建築する場合、土地代金や着工金、中間金の支払いのために「つなぎ融資」が必要になることがありますが、PayPay銀行ではつなぎ融資の取り扱いがありません。
建物完成時に一括での融資となるため、注文住宅を検討している方は資金計画を慎重に検討する必要があります。
対面相談ができない
PayPay銀行はネット銀行のため、店舗での対面相談ができません。
住宅ローンについて詳しく相談しながら進めたい方や、複雑な事情がある方にとっては不便に感じるかもしれません。
疾病保障は金利上乗せが必要になる
がん50%保障は無料で付帯されますが、全疾病保障などより充実した保障を希望する場合は金利上乗せが必要です。
制限があるなど審査基準がやや厳しい
PayPay銀行では、物件の制限や地域の制限など、細かな審査基準が設けられています。
借地物件や事業用物件、賃貸併用住宅などは融資対象外となっているため、特殊な物件を購入予定の方は事前に確認が必要です。
PayPay銀行の住宅ローンで審査に落ちた場合の対策法

もしPayPay銀行の住宅ローン審査に落ちてしまった場合、諦める必要はありません。
以下の対策を検討してみましょう。
審査に落ちた原因を分析する
まずは、なぜ審査に落ちたのか原因を分析することが重要です。
PayPay銀行から具体的な落選理由が教えられることは少ないですが、自分の状況を客観的に見直してみましょう。
- 年収に対する借入希望額が高すぎた可能性はありませんか?
- 他の借入が多すぎることはありませんか?
- 勤続年数や転職歴に問題はありませんか?
- 信用情報に心当たりはありませんか?
これらの点を一つずつチェックしてみることが大切です。
再申し込みの可能性があれば準備する
審査に落ちた原因が明確で、それを改善できる場合は再申し込みを検討できます。
ただし、短期間での再申し込みは印象が良くないため、最低でも6ヶ月程度は期間を空けることをおすすめします。
他の住宅ローンへの申し込みを検討する
PayPay銀行で審査に落ちても、他の金融機関では審査に通る可能性があります。
各銀行によって審査基準や重視するポイントが異なるためです。
例えば、地方銀行や信用金庫などの地域金融機関は、大手銀行やネット銀行とは異なる審査基準を持っていることがあります。
また、フラット35のような政府系の住宅ローンも選択肢の一つです。
条件を変えて再検討する
借入額を減らす、借入期間を短くする、金利タイプを変更するなど、条件を変更することで審査に通りやすくなる場合があります。
さらに、頭金を増やして借入額を減らせば、返済比率が改善されて審査に通りやすくなります。
また、ペアローンや収入合算を利用して世帯収入を合算することで、借入可能額を増やすことも可能です。
まとめ

PayPay銀行の住宅ローンは、低金利と手続きの簡便性が大きな魅力ですが、審査については標準的な厳しさがあります。
特に、5年ルールや125%ルールが適用されない点、つなぎ融資が利用できない点など、利用前に確認すべき注意点もあります。
審査に落ちる人の特徴を理解し、自分の状況と照らし合わせて対策を立てることが重要です。
もし審査に落ちてしまった場合でも、原因を分析して改善策を講じれば、再チャレンジや他の選択肢を検討することができます。
住宅ローンは人生で最も大きな借り入れの一つです。

編集部
金利の低さだけでなく、サービス内容や注意点も含めて総合的に判断し、自分に最適な住宅ローンを選択しましょう。
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